2011年3月22日火曜日

夢三夜「友に捧げる二十秋歌」その二





残念ながら「歌会始」の締め切りに間に合わなかった。半紙に毛筆で歌を、なんて私にはとても無理である。秋はまた、出会いの季節でもあった。函館山に輝く青い半月は、何を思い、遠く西の空を照らすのだろうか。



半月が輝く函館山

六歌
半月に蒼く輝く臥牛山
   海をも青く彼方(かの)街蒼く




沖縄から南の香り一杯のフルーツが届いた。函館はもう、中秋である。明るく高い空が懐かしい。海辺の隠れ家なんて夢の夢だ。いつかはと思いつつ時間だけがむなしく過ぎて行く。


七歌
スミノフにシークワサーの香り
                        秋の夜の遠き空の下
                                          友の笑顔が



八歌
ふと思う友は遠くに奈良の里 
             呟き交わし今宵も更けん


あまりに青空が高く綺麗な昼下がりである。雑草といえども緑を楽しませてくれた草を一生懸命抜いた。函館はもうすぐ初冬の天気になる。冬の凛とした朝の空気もまた良いものである。やがて山肌は黄赤に染まり、そして白の世界だ....

九歌 
秋空のあまりに高き白雲の
   ふわりと流れ我が手に入りぬ


高校時代のワル仲間の来店である。Twitterで見つけたらしい。地元の優良会社の社長になっていた........。

十歌
君の眼が熱き輝き我が友の
 雄雄しき姿誰ぞ思わん

  



1 件のコメント:

  1. 六歌>強いて言うなら“Hakodateブルー”
    函館の街には独特の「蒼」があると時折感じます。
    月、空、海...
    蒼、青、碧...
    昼となく、夜となく、ファインダーの向こうの街は
    いつも碧いのです。
    夢の中の景色にも似ています。
    初恋の想いにも。。。

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