2011年3月20日日曜日

夢二夜 「友に捧げる二十秋歌」その一


「楽しいときはいつでも」 Mukkuri-7


2010年秋,素晴らしい友友との出逢いである。還暦を過ぎてから始めた音楽は下手ながらも楽しい。毎日が楽しいのだ。マンドリンを奏でフィドルは踊る。愛する我が家族、ムックリ七味、布絵作家ryuさん、taaabeeeさん、函館移住編集者saiさん、ワイヤーアート作家tomocoさん、社長hitoshi君、そして伝説のフラガールyukkaさんへ捧げる。




saiさんは料理も上手い。tomoco姫と素敵な毎日を函館で過ごしている.........
一歌
さはやかに 風吹き抜ける 朝の卓
  トーストのかほり あなたの瞳に



函館山は貴重な木々、草花の宝庫だ。杉の原生林の北限でもある。杉林の中を秋風に吹かれて七草探しだ。秋の天気は変わりやすい 。突然の雨だ。ま、雨も風情がある。やがて木々は紅葉しそして純白の季節を迎える。
二歌   
秋雨に尾花、萩、葛 咲き乱れ 
    撫子は何処 杉の香漂い



函館山も色づいて来た。青空は益々高く、刷毛で引いたようなうす雲だ。ナナカマドの街路樹は春は一番で緑葉をくれる。今はもう真っ赤な実をたわわに付けている。北の街には秋の訪れである。
三歌
あか、朱く 緑葉に映え 色づきぬ 
さはやかな六時 ナナカマドの木



楽器は難しい。私のフィドルはなかなか踊ってくれない。ムックリ七味の仲間に助けられ一歩ずつの成長である.........。
四歌
夜に朝に 奏でる旋律 悲しけれ 
ミーファソ ファーソラシドレ 
風に乗せ



短歌を始めたからには、新年恒例の宮中行事「歌会始の儀」に召されてみたい。来年のお題は「葉」である。早春の函館を後に上京した折、北海道はまだ冬景色である。トンネルを出ると津軽路は待ちこがれていた春であった。野山が緑で染まっている..........
五歌
トンネルを出し 津軽の山里は 
萌ゆる若草 匂ひ探さん







2 件のコメント:

  1. おや、どこかで見られていたのかな? 
    と思わず辺りを見回してしまう二歌。
    記憶の中の杉の香が蘇ります。

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  2. 私は山歩きは得意ではありませんが、原生林に入り杉の香にまったりと包まれているとき心が休まります。

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