2011年4月20日水曜日

夢二十五夜「東京雑踏」


大腸内視鏡検査で上京である。東日本大震災以降大都会、東京もひっそりとしている。

羽田空港も、東京駅も、Macも、館山も、首都高も、大宮も、浦和も、電車も。何処もかしこも空いているのである。新丸ビルのレストラン街も。皆な何処にも人が少ないのである。







偽ビール LAWSON弁当 我食す


    一人座りて 孤独も味はう 






スコープで胃、大腸など診るやうに


      我が心も 見透かされてる  






掃き集め 花びらのやう 


    我れが人生(みち) 
    
     虫けらのやう 春が来るとも






時間が出来たので東京見物。 


晴れ空に 爽やかな風 吹き抜ける


      緑に透けて 新丸ビルは










六階の 革のソファーに 身を包み

     Twittするは 時を忘れて




招福樓 いなば十四郎 マンゴツリー 

      何処の店や あの人とは


若葉に透ける新丸ビル







寄り添いて 壁に向かいて 座り皆、


      無言で食す 我、朝Mac






ありがとう いらっしゃいませ だけ


 響く 我も一言 マフィンとコーヒー





春霞の函館。巡り来る誕生日に。


春かすみ花の香りに包まれて


   弥生のことなど今は忘れて








雲に乗り悟空の様な私なれ


    何の願いも叶わぬ儚さ






梅の香もすぐそこ迄に近づきぬ


      我を祝いし今日六十三











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